【農家日誌】春の始まりと苗木植え|果樹農家のリアルな3月作業記録

3月は、果樹農家にとって「冬から春へと切り替わる重要な1ヶ月」です。
落葉果樹の剪定作業の締めくくりから始まり、柑橘の苗木の植え付け、除草、施肥といった春の管理作業が本格的にスタートします。

この記事では、和歌山県紀の川市で果樹栽培を行う「きただ農園 まーくん家」の、リアルな3月の作業内容を日誌形式でご紹介します。

3月の主な作業内容まとめ

3月は以下のような流れで作業を進めました。

  • 柿の剪定(全園地終了)
  • 柑橘苗木の植え付け(宮川早生・不知火・はるみ)
  • 除草作業(みかん・はっさく・不知火)
  • 不知火の剪定(開始〜完了)
  • 春肥(みかん・はっさく・不知火)

冬作業から春作業へと移行する、変化の大きい1ヶ月でした。

柿の剪定作業で冬作業が終了

3月上旬は、2月から続く柿の剪定作業を中心に行っていました。
枝の整理や樹形の調整を行い、すべての柿畑で剪定作業が完了。

冬の大きな仕事がひとつ終わり、気持ち的にも一区切りしました。

宮川早生・不知火・はるみの苗木を植え付け

3月は苗木の植え付け作業も行いました。

今年は捕植をすために

  • 宮川早生みかん:60本
  • 不知火・はるみ:30本

すべて2年生苗を使用しています。

和歌山県では、地域や品種にもよりますが、
柑橘は基本的に2年生苗を植えるのが一般的で、初期の生育安定や早期成園化が期待できます。

苗木を植える場所に苗木を運び、穴を掘り、植えるという作業になります。
文章や言葉にするとすぐに終わりそうなイメージになるかと思いますが、
一人で平地や傾斜地と植える畑もバラバラなので重労働になります。
1日で50本を植えた日もあり、体力的には大変でしたが、
数年後の収穫につながる大切な作業となりました。

除草作業で感じた「傾斜地と平地の違い」

そして、春になると一気に草が伸び始めます。

傾斜地のみかん畑では、
草丈が長くなり、足場も不安定なため作業に苦労しました。

一方で、平地のはっさく畑では
同じくらいの草丈でも作業は比較的楽に進みました。

また、はっさくの木は背が高いため、
日陰になる部分が多く、草の生える範囲が少ない分、作業時間も短縮できました。

このように、地形や樹の特徴によって作業効率が大きく変わることを改めて実感しました。

不知火(デコポン)の剪定作業を完了

3月中旬からは、不知火の剪定作業を開始。

数日かけて作業を進め、すべての剪定作業が終了しました。

柑橘の剪定は、日当たりや樹勢を考えながら行うため、
判断力も求められる重要な作業です。

剪定が終わると、いよいよ本格的な管理作業に入る実感が湧いてきます。

春肥(施肥)でシーズン本格スタート

3月後半は柑橘の施肥作業を行いました。

  • 極早生みかん
  • 早生みかん
  • はっさく
  • 不知火

春肥は、これからの生育を支える重要な作業です。

また、施肥と並行して草刈り作業も進め、
傾斜地のみかん畑の草刈りもすべて完了しました。

3月を振り返って

3月は、

  • 剪定の完了
  • 苗木の植え付け
  • 除草
  • 施肥

といった作業が一気に進み、
冬から春へと大きく切り替わる1ヶ月となりました。

特に苗木の植え付けは、今後の園地づくりに直結する重要な作業であり、
印象に残る作業のひとつです。

また、草の成長の早さや、地形による作業効率の違いなど、
改めて現場での気づきも多い1ヶ月でした。

まとめ

果樹農家にとっての3月は、
「準備から本格スタートへ移る大切な時期」です。

地道な作業の積み重ねが、秋の収穫につながります。

これから暖かくなるにつれて、さらに作業量も増えていきますが、
引き続き丁寧な管理を続けていきたいと思います。

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