脱サラして果樹農家へ。僕が“畑のある暮らし”を選んだ理由

はじめまして、まーくんです!

和歌山県紀の川市で果樹農家をしている、まーくんです。
僕が普段している農作業のことや、果物を育てる楽しさ・難しさ、農家の日常などをゆるっと投稿しようと思いました。

まずは「僕がどうして農業を始めたのか」「どんなきっかけで今の暮らしにたどり着いたのか」をお話しさせてください。

サラリーマン家庭で育った僕が、農家になった話

実は僕、もともと農家の出身ではありません。
どこにでもいるサラリーマン家庭で育ち、学生時代も農業とは無縁。

基本的に、収穫時期の手伝いがメインでした。
ごく普通に就職して、作業着を着て自動車整備会社に通う日々を送っていました。

そんな僕が畑に立つようになったのは、祖父の体調不良がきっかけでした。

農業を続けていた祖父が入院し、残された祖母だけでは畑仕事はとてもじゃないけど手が回らない。
「ちょっとだけ手伝ってみようかな」
…そんな軽い気持ちで、休日のみで手伝いから畑に足を踏み入れました。

気づけば畑に夢中に

最初は慣れない作業に戸惑いました。
でも、木の手入れをしたり、草を刈ったり、実がふくらんでいく様子を間近で見るうちに、
「あれ?なんか楽しいぞ?」と感じ始めたんです。

何もなかった木に、葉がつき、花が咲き、実が育つ。
その過程を見守っていると、まるで命のリレーを受け取っているような、
そんな感覚になりました。

僕は会社を辞めて、この畑を本気で継ぐことを決意しました。

そんな中、しばらくして祖母も脳梗塞で倒れてしまい、そのまま入院することになり引退。

農業は“生活”そのもの

今では、柿・みかん・はっさく・不知火(しらぬい)など、
いろんな果物を育てながら、季節に合わせて畑仕事に向き合う毎日です。

農業は、自然が相手。
思い通りにいかないこともたくさんありますが、
その分「うまくいったときの喜び」は何にも代えがたいです。

そしてなにより嬉しいのが、果物を届けた先から
「美味しかったよ!」という声が届く瞬間。

この一言のために、また頑張ろうって思えるんです。

おわりに

脱サラして農家になって数年。
まだまだ未熟なところも多いですが、少しずつ「自分の畑」「自分の果物」ができてきた感覚があります。

定期的に、そんな日々のことを飾らずに、まっすぐ伝えていけたらと思っています。

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